もりのこと

 

 

 

気付けば2月。

今年初のブログはお知らせです。

 

facebook・instagramではお伝えしているのですが、

このたび新たにお取り扱いいただくお店が増えました。

 

昨年11月に西荻窪にオープンした「もりのこと」さん。

 

このお店は木工作家のサノアイさんが開いたお店です。

 

 

サノさんとは、今思えば不思議なご縁。

 

3年半前に一度お会いしたきりでしたが、

当時サノさんとお話させてもらったことがきっかけで

iichi浅草店で特別販売していただけることになった・・・

という経緯があるのです。

 

残念ながらiichi浅草店はもうありませんけれど、

後にサノさんが自分の店を開いて

私に作品の依頼をしてくださるとは思ってもいませんでした。

 

 

 

 

少し余談ですが、お仕事を依頼された時に

お受けすることもあればお断りすることもあります。

 

受けるべきか断るべきか悩むことも多いですし、

あれこれ考えちゃうことも多いのですけど、

できることなら頭で考えて答えを出さない方がいい気がしています。

 

「いい悪い」「できるできない」「損得」云々・・

ということは考えないで、

直観的に受けた方がいいと感じたら

お受けするのがよいだろうと考えます。

 

逆にとてもいい話のようだけれど、

あまり良い感じがしなかったり、

タイミングが合わないような時には

お断りした方がいいのだと思います。

 

 

・・・と簡単に言っていますが、

私はすぐにあれこれ考えだしてしまう困り者です。

 

ただあれこれ考えても最後は直観に戻ろうと決めています。

 

 

 

 

今回のお話をいただいたときに

制作があまりできない中、

新しくお取り扱いいただくお店を増やしていいものか悩みました。

 

でもサノさんとはご縁だな、と思ったのです。

 

そしてお願いすることに決めました。

 

 

サノさんに伺ったお店のコンセプトも素敵でした。

 

自然について学び、その恩恵に気づけるような場所にしたい・・と。

 

葉っぱのステンドグラスも自然の恩恵を受けて生まれています。

 

森にちなんだ作品が並ぶ小さなお店に

葉っぱのステンドグラスを加えていただけたことを嬉しく思います。

 

 

 

 

「もりのこと」→ 

 

東京都杉並区西荻北4-9-3
(JR中央総武線西荻窪駅北口から8分)

 

土日open 12:00~19:00

 

(その他月曜や金曜に営業していることもあります。

カレンダーをご確認ください。)

 

 

先日ランプやアクセサリーを納品させていただきました。

ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

 

 

 

 

 

 

 

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今年の終わりに

 

 

2016年。

 

今年も暮れてゆきます。

 

 

今年は子供と新アトリエが生まれた年でした。

 

仕事は少しずつ再開したものの、

子育て優先の今、制作はスローペース。

 

制作することも外出することもままならないけれど

zum Beispielの活動を発信したいなと、

夏にFBページをはじめ、インスタグラムをはじめました。

 

少しずつですが見てくださる方が増え、

お問い合わせくださる方が増え、

嬉しい反応をいただけることは

家にこもっている私にとって大きな励みとなっています。

 

 

皆様、

今年も一年ありがとうございました。

 

 

来年は・・・

 

やはり育児優先になりますけれど、

もう少しだけ動きのあるお知らせができたらと思っています。

 

 

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紅葉するハクモクレンの話2

 

 

公園の企画運営チームの方から電話をいただいたのは

手紙を出して1週間後のことでした。

 

やはり中に入って落ち葉を採ることは

少し難しいかもしれないとのお返事でした。

 

ただ・・その落ち葉を使った作品を

公園の展示スペースで展示するというような目的があれば、

もしかするとOKが出るかもしれないとのこと。

 

寄贈でも展示でもするので

収穫できるようにしてもらいたい旨を伝え、

返事待ちとなりました。

 

 

 

 

それから1か月ほど経ちました。

 

忘れられてしまったかなと心配になったころ、

電話が鳴りました。

 

 

結果は・・・

 

 

「理由はどうあれ、

立ち入り禁止区域に一般の人が立ち入ることはできない」

 

そういう国からのお達しとのことでした。

 

 

 

やっぱりね。

 

がっかりはしましたが、

想定内の返事ではありました。

 

 

ところが、そのあと

 

「ただし、今年だけということなら

スタッフが替わりに落ち葉を拾いますがどうでしょうか?」

 

とのご提案。

 

 

むしろこちらの方が想定外で驚きました。

 

 

「国から許可がおりなかった」

と結果を伝えるだけでもいいはずなのに、

ちゃんとこちらに配慮してくださったのです。

 

「今年だけ」という条件ではあるけれど、

その配慮をとても嬉しく思い、

ありがたくお願いすることにしました。

 

 

 

 

対応してくださった方は

こちらの要望をていねいに聞いてくださいました。

 

紅葉も終盤の頃になると

木の様子を写真でお伝えくださったり、

わからないところは質問してくださったり、

きれいそうな葉っぱは分けて収穫してくださったり。

 

思う以上によくしていただきました。

 

その気持ちがありがたく、本当に感謝です。

 

ただ今年は11月におかしな雪が降ったりで、

あまりいい落ち葉を収穫できなかったのは残念でしたが。。

 

 

 

 

 

結果はともかく。

 

公園の方とやりとりする中で思い出したんです。

 

何年か前にこの公園で

「もっともっと」と落ち葉を拾っていた時に

葉っぱの神様(自分の直感のようなもの)に言われたこと。*

 

 

「自分の手に負える分だけ拾いなさい。

自分の手に負える分だけ落ち葉を収穫し、
それでできる分だけ作品をつくる。

それでじゅうぶん。

あなたはその少しの落ち葉と少しの作品で
ちいさな暮らしを立てることができるよ。


だいじょうぶ、自然はよくできているよ。

必要な分だけ手に入れて
身の丈にあわせて種をまく。

そうすることで暮らしていけるようにできている。」

 

 

 

私は落ち葉でステンドグラスをつくるようになって

この葉っぱの神様にいろんなことを教えられてきました。

 

いつも禅問答のような少し難しいことを言われるのだけれど、

なぜか心の底から腑に落ちて、それは正しいとわかる。

 

このときも本当にはっとさせられて、

胸がどきどきして止まらなくなったことを覚えています。

 

 

自然(本質)に沿っているのなら、

必要な時に必要なものが手に入るようにできている。

 

紅葉するハクモクレンの葉が手に入らないと気を揉むのではなく、

自分が本質から外れていないかどうかということに気を配る。

 

本質から外れていなければ、

それが必要であるならば、

それはまた必ず手に入る。

 

だから自分は淡々と仕事すればいい。

 

 

この一連の出来事はそんなことを思い出させてくれたのでした。

 

 

 

 

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紅葉するハクモクレンの話1

 

 

 

まだ葉っぱのステンドグラスを実験的に作っていたころ、

私は紅葉するハクモクレンの木に出会いました。

 

ハクモクレンの葉が朱色に紅葉するのはとても珍しいことです。

 

普通、ベージュ〜黄色になったあと茶色くなるのですが、

この木は朱色〜赤に変わる葉が出るのでした。

 

 

 

 

その木は昭和記念公園という国営公園の中にありました。

 

一日では回りきれないほど広大な公園で、

ハクモクレンの木もあちこちに植えられています。

 

けれど私の知る限り、紅葉する木はたった1本だけ。

 

たまたまその1本に出会えたことは幸運でした。

 

 

以来ハクモクレンの葉は私にとって欠かせない素材です。

 

特に赤くなるものは。

 

モミジのように鮮やかな赤はすぐに退色してしまうのに対し、

ハクモクレンの赤は地味だけれど退色しにくいのです。

 

これはステンドグラスにとって

とても重要なことなのでした。

 

 

 

 

 

 

去年のことです。

 

落ち葉を収穫するためにそのハクモクレンのもとへ行ってみると、

木の植わっているあたり一帯が柵で囲われ閉鎖されていました。

 

!?

 

理由はよくわからないのですが、

去年までなかった金属の柵ができ、鍵がかけられているのです。

 

私はその場で公園の人に事情を話し、

落ち葉を拾わせてもらえないかと掛け合ってみました。

 

・・・が、結果はNG。

 

しかも今後もこの場所は秋には閉鎖になるとのことでした。

 

それはつまり赤いハクモクレンの葉を収穫できなくなる、

ということです。

 

困ったことになったな、と思いました。

 

 

 

もちろん他に紅葉するハクモクレンの木がないか探しています。

 

けれどやはり見つからないため、

今年は国営公園に手紙を送ってお願いしてみることにしました。

 

この木の落ち葉でしかつくれない作品の写真を添えて。

 

 

つづく

 

 

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匙屋さん


 

 

このところSNSでの投稿ばかりとなっていましたが、

久々に動きのあるお知らせです。

 

 

このたび新たに

岡山のお店でランプをお取り扱いいただくことになりました。

 

今月末にオープンする「匙屋」さん。

 

木の匙をつくる作家でもあり、

作家作品などを扱うお店でもあった匙屋さん。

 

店舗は2013年夏まで国立にありました。

 

国立から岡山に移住されて

しばらくお店は構えず作家活動をされていたようですが、

このたび満を持して岡山の地で再オープン。

 

 

 

 

2014年1月に

私は国分寺のねじまき雲さんで、

「ヒグラシドリ展」という展示をさせていただきました。

 

展示のあと、

ねじまき雲を通してご縁をいただいたのが

匙屋さんです。

 

あれから3年ほど経ち、

約束通りランプを納品させていただくことができ、

とても嬉しく思っています。

 

 

 

「匙屋」→ *

 

岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓3012

 

11月30日open

 

お近くにお住まいの方はぜひ足を運んでみてください。

 

 

 

 

ちなみに・・・

うちの坊は匙屋さんの「はじめての匙」で離乳食を食べています。

 

木の匙ってイイです。

 

赤ちゃんにこういう匙を使わせてもらえることに感謝。

 

毎日毎日愛用しています。

 

坊がもう少し大きくなったら伺いたいなぁ。

 

 

 

↑匙屋さんで扱っていただくランプたち

 

 

 

 

 

 

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instagram

 

 

このところFBページへの投稿ばかりとなっていました。

こちらでは短い記事をまずまずマメに投稿しています。

 

ブログはもう少し腰を落ち着けて更新したい時に・・

と思っているのですが、赤ん坊がいるとなかなか^^;

 

本日よりFBページをインスタグラムと連動するようにしましたので、

インスタ派の人はコチラからどうぞ→

 

アカウントはleafstainedglassです。

 

 

 

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ガラスに描く

 

 

 

まだ落ち葉でステンドグラスをつくる実験をしていたころ、

私はガラスに線を描く実験もしていました。

 

白いガラスに細くて味な線を描いたら

おもしろいんじゃないかと思ったのです。

 

好みの線を求めてやり方を探り、

何通りにも実験してみます。

 

そしてまずまず好みに仕上がったものを

落ち葉のステンドグラスと組み合わせると・・

 

うん、異色な雰囲気でおもしろいかも。

 

作品の幅は広がるように思いました。

 

 

ただこの技法には少し難点があったのです。

 

それは致命的なものではなかったけれど、

結局ほとんど使うことがなくなりました。

 

 

 

 

あれから5〜6年経ったのかな?

 

私はまたこの技法を使って

アクセサリーを作ってみようと思い立ちました。

 

今回は難点克服が目標だったのですけど、

これは意外とあっさりクリアしてしまいました。

 

ということで、

これからちょこちょこ取り入れていこうと思っています。

 

 

少し前に紹介した「オニオンフラワー」。

 

その花の中心に使っている玉ガラスを「ナギット」といいます。

 

 

白いナギットに線を彫り、傷をいれ、色をいれて味に仕上げ、

モザイク状の落ち葉と組み合わせたら・・

 

下の写真、「kitty」のできあがりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Facebook

 

 

「zum Beispiel」

 

というのは

 

「ツム バイシュピール」

 

と読むのですが、

 


これはドイツ語で

 

「例えば」

 

という意味です。

 

 

英語でいうところの

 

「for example」

 

ですが、

 

ドイツ語では

 

前置詞は小文字で

名詞は大文字ではじまることになっています。

 

zumは小文字で

BeispielのBだけが大文字。

 

意味はさておき、

そのバランスが好きで活動名にしました。

 

 

 

 

2年半ほど前に

Facebookでzum Beispielのページを作ろう

と思ったことがあります。

 

ところが。

 

zum Beispielの最初の「z」。

 

これが小文字にできない。

 

頭は必ず大文字になってしまうのです。

 

「Zum Beispiel」

 

私にはこれはありえません。

 

なのでFBページ計画は放置されていました。

 

 

 

 

ところが最近になって

頭にも小文字が使えるようになったことを知りました。

 

それならば・・と

放置されていたFBページをはじめてみることに。

 

 

ブログもろくに更新できないというのに

何を投稿するのか・・・とも思うのですが^^;

 

短い記事をUPしていこうかと思っています。

 

ご興味のある方は覗いてみてください^^

 

 

『zum Beispiel - leaf stainedglass』 

facebookページ → 

 

 

 

 

 

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オニオンフラワー

 

 

思えばたまねぎの皮がはじまりだった。

 

半透明のたまねぎの皮をきれいだと思い、

このように透ける落ち葉はないものかと思い、

近所中の落ち葉を拾い集めてみたのが

葉っぱのステンドグラスのはじまりだ。

 

 

 

・・・とそんな話をした日から、

義母がたまねぎの皮を捨てずに

取っておいてくれるようになった。

 

そんなにたくさんは必要ないからと

ほどほどなところでお断りしたものの、

剥かれた皮は土間の片隅でちいさな山をつくっていた。

 

 

それから1年半が過ぎた。

 

 

 

たまねぎの皮をステンドグラスの材料にするためには

一度よく煮なければならない。

 

そうすることで透明感が増し、

質が変わって使いやすくなる。

 

 

仕事を再開するにあたって

私はまずこの煮込み作業からはじめることにした。

 

大鍋に湯を沸かし、

大量の皮を投入する。

 

そして皮を煮ながら少し不思議な心持となる。

 

 

料理をする人にとってたまねぎの皮はゴミだ。

 

でも染物をする人にとっては

この皮の煮汁は大事な染料。

 

そして染物をする人にとっても

染め液を取った後の皮はゴミで、

 

でもそれが私にとっては大事な材料となる。

 

 

誰かのゴミが誰かの大事なものになる・・・

 

なんだか不思議なものだな。

 

 

そうか。

 

「ゴミ」というのは人間の作り出した概念なんだな。

 

ゴミなんてものははじめから存在しない。

 

そこにはたまねぎの皮があるだけ。

 

 

 

 

濃厚な染め液が取れたので

せっかくだからと木綿を染めた。

 

ビタミンカラーに変身した布は

のちに赤ん坊のよだれかけとなった。

 

 

 

一方煮込んだ皮では新作ブローチの試作を。

 

「オニオンフラワー」

 

たまねぎの皮は花になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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誠実なシゴト

 

 

先日自宅にある電話がかかってきた。

 

面倒な手続きなしで電話代が安くなる、というような内容。

 

一見ていねいな語り口だし、

悪い話じゃない。

 

だけどねぇ、そこに誠実さがないんだよ。

 

 

「お得なんだから当然入るでしょ?」的スタンスで

話を進めていくから、

お得かもしれないけど、断った。

 

「うちは安くならなくてけっこうです。」

 

 

当然入るものだと思っていた電話の向こうの人は

こちらの反応に絶句していた。

 

 

 

 

 

 

翌日、いつもお世話になっている整体道場と

最近飲食店を始めた友人のところへ行った。

 

昨日の電話のことがあったから、

そこでの丁寧で誠実なシゴトが身に染みる。

 

こちらに寄り添っているけれど、

おしつけがましくなくて・・・愛がある。

 

だから満たされる。

 

 

 

 

人は誠実なシゴトに触れると心満たされるけれど、

不誠実なシゴトに触れると心乱されるんだな。

 

そのことに敏感になって

ひとりひとり誠実なシゴトになることができたなら、

世界はびっくりするほど変わるよね。

 

 

・・・と、改めてそんなことを思わせられたできごと。

 

 

 

 

 

 

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